派遣の仕事の中には、自分が持っている専門的な知識やスキルを活かして働くことができる専門職の仕事も用意されています。このような仕事についてみたいと思いながらも、実際にどのような働き方になるのかイメージが出来ずに迷っている方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、実際に専門職として活躍する派遣社員の方にさまざまな質問をぶつけてみました。
専門職として活躍する派遣社員の実態
今回お話を伺ったのは、専門職を行う派遣社員として10年以上働いていらっしゃる40代男性の方です。職種は、エンジニアです。専門職の派遣として働く上で疑問に思うことが多いポイントについて、質問してみました。
どうして派遣という働き方を選んだのか?
大学卒業後は、新卒からある会社で正社員として働いていました。しかし、29歳の時に子どもが生まれて、毎日朝早くから夜遅くまで仕事をしてなかなか家族とゆっくり過ごすことができない状態に不満を抱くようになりました。そんな時に、仲が良かった同じ業界の先輩から、今の自分のスキルを活かして派遣として働く方法もあるということを教えてもらいました。実際にその先輩が行われている働き方を見てみると、自分が理想としているところがたくさんあると感じたので、新卒からお世話になった会社を辞めて専門職の派遣として働き始めました。
派遣として働いて最もよかった点は?
派遣社員として働くようになって最もよかったと思っていることは、仕事とプライベートのバランスがとれるようになったことです。正社員として働いている時には残業が当たり前で、遅い時には夜10時くらいに家に帰ることもありました。自分の仕事が終わっていたとしても、他の社員が残っていると帰りづらい雰囲気もあり、何となく残業を行っていたこともあります。しかし、派遣社員になってからは大半の日が定時で帰宅できるようになったので、早く家に帰って家族とゆっくり過ごしたり、自分がやりたいことに時間を割けるようになりました。時々残業が必要となる時もありますが、その分時給としてきちんと給料に反映されるので、納得して働くことができています。
派遣でもキャリアアップは目指せる?
一般的に、派遣社員が1つの企業にいる時間は限られています。そのため、キャリアアップは難しいというイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、私は派遣として働き出してからの方がより高いスキルを身につけてキャリアアップができたと考えています。働く会社によってシステムや求められることは異なるので、その度に新しいことを勉強することができ、多岐に渡る分野の知識やスキルを身につけることができました。その上、次の派遣先を選ぶ際にはそのスキルを活かした企業を選択できるので、すぐに自分のキャリアに影響しているという実感も得られました。1つの会社で正社員として働いてると、どうしても同じことを継続して行わなければいけませんし、それが給与や待遇に反映されるのにも時間がかかってしまいます。そのことを考えると、派遣社員ならではの環境をうまく活用すれば、正社員よりもキャリアアップを目指せるとも言えます。
まとめ
いかがでしたか?最近は専門職の派遣先も多くなってきているので、自分のスキルを使って自由に働き方を選択することができるようになっています。さまざまな会社に在籍してスキルを磨くことによって、より早いキャリアアップを目指すことも可能です。専門的なスキルを活かしつつ、自分らしいキャリアを築くことができるでしょう。専門職の場合、一般的な派遣会社では扱っている数が少ないこともあるので、特化型を探してみることをおすすめします。