医療業界で働くためには、専門の国家資格を取得している必要があります。そのため、専門職の方は正社員として働くというイメージを持っている方が多いでしょう。しかし、看護師や薬剤師の方でも派遣として働くことが可能です。そこで今回は、医療業界へ派遣される方法について詳しく見ていきましょう。

看護師や薬剤師の方も派遣として働ける？

看護師や薬剤師のような医療業界への派遣は、元々法律で禁止されていました。しかし、近年は派遣としての働き方も認められています。ただ、看護師の場合は医療機関で看護師業務を行うことは禁止されているので、老人ホームやデイサービスなどが派遣先となるでしょう。派遣会社によっても、用意している派遣先は大きく異なり、介護系のものが多いところもあれば保育園や児童福祉施設等のケースもあります。また、産休育休で休んでいる方の代わりとして働く産休代替や、3～6か月後に直接雇用に切り替わることを前提とした紹介予定派遣の場合には、看護師として病院やクリニックに派遣することも可能となっています。病院やクリニックで自分の専門職を活かしたいと思っている方は、このような派遣先を探すといいでしょう。

医療業界へ派遣される方法

医療業界の派遣先は、他の業種に比べると専門性が高いため、そこまで多くはありません。そこでここからは、医療業界へ派遣される方法についてご紹介していきます。

専門の資格を取得しておく

医療業界で働くためには、看護師や薬剤師といった国家資格を取得しておく必要があります。学校に行かなければ取得できないのでハードルは高いですが、派遣として働く際には資格を提示しなければいけないので、注意しておきましょう。

専門性の高い派遣会社に登録する

派遣会社によって、取り扱っている派遣先は大きく異なります。一般的な派遣会社の場合、事務や営業など資格を持っていなくても働くことができる仕事の方が多く用意されています。医療業界で働きたいと考えている方は、そのような専門性のある派遣会社に登録する必要があります。派遣会社の中には、医療業界に特化したものもありますし、看護師もしくは薬剤師の派遣先のみを扱っているところもあります。このようなところは医療業界への派遣に関する知識もたくさん持っていますし、多くのつながりがあることによって派遣先も豊富に用意されているので、スムーズに自分の行きたい派遣先を見つけることができます。ただ、専門性の高い派遣会社の中には、扱っている案件が少ないことも多いです。そのため、複数の派遣会社に登録しておく方が安心でしょう。

求人を選んで雇用契約を結ぶ

派遣会社を選んで登録を行うと、複数の企業が紹介されます。それぞれ仕事内容も働く環境、福利厚生も大きく異なるので、細かい部分までしっかりと確認して自分が希望しているものと雇用契約を結ぶようにしておきましょう。派遣で医療系の専門の資格を活用する場合には、働き方が通常とは異なるケースが多いため、しっかりと選ぶことが重要となります。

まとめ

いかがでしたか？医療業界へ派遣されるためには、専門的な資格を取得しておく必要があります。看護師や薬剤師は国家資格となっているので、ハードルが高いと感じることもあるでしょう。しかし、すでに持っている方であれば、自分のスキルを活かして自由な働き方をしながら、ある程度高い時給を得ることができるため、派遣の方が働きやすいと思うかもしれません      。派遣会社によっては医療系の派遣先を扱っていないケースもあるため、事前に取り扱っている案件について調べた上で調査することが重要となります。また、条件も大きく異なるので、気を付けましょう。